年齢問わず、英語学習を本格に取り込んでいる人の中には、留学もしくはワーキングホリデーを検討している人も多くいるのではないでしょうか?
ただいきなり海外に行って英語を学ぶと言っても、費用や期間・何を学びたいかなど人それぞれプランは違うと思います。
今回は、手頃な価格で短期間からでも英語が学べる地、フィリピン留学について、実際に経験した筆者が体験談を基にオススメのポイントや注意する点、留学までの流れなどをご紹介していきたいと思います。
フィリピンの基本情報

フィリピンは約7000以上もの島々から構成された東南アジアに位置する国です。
1年を通して温暖な気候で、3月から5月は乾季、6月から11月は雨季、12月から2月は涼しい乾季と大きく3つの季節に分けられます。
フィリピンは島によって特徴が全く異なり、首都のマニラは高層ビルや巨大ショッピングモールが立ち並び、非常に栄えた印象を受けます。
一方でセブ島・ダバオ・バギオは、リゾート地として栄え海外から多くの観光客がその美しい海や山の自然を求め訪れる人気のエリアとなっています。
国名 | フィリピン共和国(Republic of The Philippines) |
首都 | メトロ・マニラ |
人口 | 約100,000,000人 |
言語 | フィリピノ語、英語 |
民族構成 | マレー人95%、中華系、1.5%、その他3.5% |
宗教 | カトリック(82.9%)、イスラム(5.1%)等 |
通過 | フィリピン・ペソ |
時差 | 日本より1時間遅い |
フィリピン留学をオススメする理由

なぜフィリピン留学は多くの人に支持されているのでしょうか?
私自身の経験を基に、フィリピン留学をオススメする6つのポイントをご紹介します。
オススメポイント① 2カ国留学
フィリピン留学が英語留学の場として人気になってきた理由に、2カ国留学があります。
「英語をネイティブとする国に留学(又はワーキングホリデー)に行く前に、基礎力を身に付け英語に慣れておきたい!」
と韓国でフィリピン留学が定番となったのが始まりです。
後々、欧米諸国での限られた留学期間を一日でも無駄にしない為に事前の「プレ留学」としてフィリピン短期留学をするのはとても効率が良いとたちまち人気になりました。

私自身オーストラリアへ留学した際、周りの日本人達は英語の基礎力がない状態で来ている人が多く見受けられ、バイト探しなどかなり苦労していました。
最低限の英語力をフィリピンでの短期留学で事前に身に付けておいたことは、大きな安心感&自身に繋がっていたと思います。
オススメポイント② 安価な費用
フィリピン留学の最大の魅力と言っても過言ではない、安価な費用!
一般的に、1ヶ月の費用は授業料や滞在費・生活費全て合わせても15万〜20万円ほどと言われています。
物価自体が日本の1/3のなので、ショッピングやレジャーなどの面でもお財布に優しい留学と言えるでしょう。

欧米諸国でこの価格帯でどれぐらい生活できるかと言ったら、たったの1週間しか保たないでしょう。
食事や滞在費全て込みでこの価格なら、全く損に感じませんね。
オススメポイント③ 近場な立地
フィリピンは日本から最も近い英語圏の国で、飛行時間は直行便の場合たったの5時間弱です。
時差も1時間しかない為、到着した翌日から帰国の前日ギリギリまでフルで語学留学を堪能することができます。

1週間から留学できる所もあるので、なかなか長期の休みが取れない社会人の方にもオススメと言えるでしょう。
オススメポイント④ マンツーマンレッスン
フィリピンのほとんどの語学学校では、マンツーマンレッスンが主流となっています。
マンツーマンレッスンと聞くとグループレッスンよりも高いイメージがあり、留学時に敬遠されがちですが、フィリピン留学ではマンツーマンレッスンをベースに一日のカリキュラムが構成されます。
例えば・・・
一日8レッスンあるとして、そのうちの複数レッスンがマンツーマンレッスンで残りがグループレッスンや自習といった流れになります。

グループレッスンで学べることも沢山ありますが、疑問に思ったことや自分の苦手分野を克服する為には、やはりマンツーマンの授業は必須です。
わからない部分をわからないままにしない為に、フィリピン短期留学のカリキュラムは生徒の立場をきちんと考えて組まれています。
オススメポイント⑤ 全寮制
フィリピン留学は、全寮制の語学学校がほとんどです。
3食食事付きで、洗濯や掃除も語学学校側がしてくれます。
つまり、自分自身は英語を勉強することだけに集中することができる環境下にいるということになります。

ちなみに・・・
私のいた語学学校は、韓国人の生徒が9割を占めていた為、食事は毎回キムチがあったり韓国料理がほとんどでした。
授業がない土日も3食提供されますが、たまには息抜きに外食することもありました。
オススメポイント⑥ リゾートエリアで休日も満喫
多くの日本人がイメージする通り、フィリピンといえば美しい海や自然。
透き通る海に白い砂浜は、本当に圧巻そのもの!
授業のない休日は、寮の友人やクラスメイトたちとビーチエリアに行って気分転換したりするのもフィリピン留学の魅力の一つです。

私も2ヶ月のフィリピン留学期間中に、休日を利用してダイビングの資格を手に入れました!
日本で取得するよりも安く、また日本語対応可能なダイビングショップも多くある為、安心して資格取得コースを受けることができました。
フィリピン留学において考慮する点

フィリピン留学に限らず、海外で住むことは楽しいことばかりではありません。
ここでは、フィリピン留学する際に考慮する点をご紹介していきます。
考慮ポイント① 治安
フィリピンの治安は、はっきり言って安心できるレベルとは言えないでしょう。
特にスリや盗難、また子供たちからの物乞いなどは日常的に起こるのが現状です。
貴重品などはしっかり肌身離さず持つこと、また派手な服装はしないなど、自分自身の安全は自分自身で守るようにしましょう。

私自身もタクシーに乗っていて赤信号で停まっている瞬間にすぐにタクシーが子供たちに囲まれドアを開けられそうになることがよくありました。
相手が大人であれ子供であれ、常に油断しないようにしましょう!
考慮ポイント② フィリピン人特有の訛り
フィリピン人は英語を流暢に話すことができますが、ネイティブではありません。
もちろん、基礎的な表現や会話力などを身につけることはできます。
しかし、フィリピン人特有の訛りやクセがあったり、ネイティブならではの言い回しやスラングを学ぶことはあまり期待しない方が良いでしょう。

全てのフィリピン人が完璧に英語を話せるわけではありません。
私の経験上、市場やちょっと栄えていないエリアに行くと、英語が通じない場面がありました。
一方で、流暢じゃない分、ゆっくりと喋ってくれるので英語初心者の私には理解しやすいとも感じました。
考慮ポイント③ 国際色豊かではない
「留学」と聞くと、世界中から来た国際色豊かな仲間たちと友達になれる!と期待が高まりますよね?
残念ながら、フィリピン留学でそれは期待できません・・・
フィリピン留学をする人たちは、のちの欧米やオセアニアでの本格留学のために事前に英語の基礎を養うことを目的としている為、基本的に韓国人と日本人のみです。

私も自由時間などで韓国人と話す時は、共通言語の「英語」を使用していましたが、お互い拙い英語力の為、そこから英語力が向上することは見込めませんでした。
むしろ授業のない時は、韓国語を覚えてしまった程です!
フィリピン留学で実力は身に付くのか!?

結論から申しますと・・・
フィリピン留学で英語力は身に付きます!
その理由は、朝から夕方まで一日にガッツリ英語の授業が詰め込まれている為です。
自由時間がありすぎると、日本語脳になる時間が増え、気持ちの拠り所として日本人と連んでしまったり甘えが出てしまいがちです。
短期間でも集中的に英語学習ができるフィリピン留学は、費用的にも時間的にも効率的で大変オススメできます。
フィリピン留学エージェント

日本には、留学斡旋エージェントが数多くあり、その中には全世界への留学をサポートしている所やフィリピンでの留学を専門としている所もあります。
ここでは留学エージェンを選ぶ際の4つのポイント、そしてオススメの留学エージェントをご紹介します。
フィリピン留学エージェント選び4つのポイント
ポイント① 連絡は迅速か
些細な問い合わせ等にも迅速に対応してくれるエージェントは、信頼できる証拠です。
実際に現地に留学して、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合にすぐに連絡が取れないのはとても不安なことです。
メールの場合、どんなに長くても24時間以内に返事が来る、もしくは緊急連絡先があり現地からでも何かあった際に連絡が取れるかどうかチェックをしましょう。
ポイント② 複数の語学学校の選択肢があるか
もう一つのポイントとして、複数の語学学校の選択肢がある留学エージェントかどうかです。
同じフィリピン国内での語学学校でも、地域によって、またその地域内でもどの語学学校かによって雰囲気・環境・カリキュラム・コース・宿泊施設のサービスなど全く違います。
あなたの希望に合った語学学校を提案してもらう為にも、複数の選択肢があるエージェントを利用しましょう。
ポイント③ 留学エージェントとしての歴史はあるか
世の中には、数多くの留学エージェントが存在し、各々のエージェントが異なった強みや特性を持っています。
エージェント選びの重要ポイントとして、多くの実績や歴史があるかどうかという点を考慮すると良いでしょう。
歴史が長ければ長いほど、そのエージェントを利用した留学生も多く、色々な経験談や評判を得るメリットがあります。
判断するボーダーラインとしては、留学はどの時期(シーズン)に渡航するかも考えた方が良い為、最低でも3年以上の歴史がある留学エージェントを選びましょう。
なぜなら、複数回1年のサイクルを見てきているので、信頼できるアドバイスを貰えるからです。
というのも、学生の春休みや夏休み等に重なる時期であったり、社会人が長期に休暇を取りやすいGWなど、どの時期に留学するかによって宿泊施設の密集度や国籍率・現地で対応する先生の数なども変化するからです。
ポイント④ 現地にもオフィスがあるか
一般的にフィリピン留学を専門としているエージェントでしたら、正確な現地の”今”の情報や状況を伝える為に現地にも支店を置いている場合が多いです。
フィリピンの語学学校は、常に変化し続けます。
例えば、新しいコースが開設されたり、宿泊施設の設備やリノベーション・ルールなどあったりと最新の情報を常時得るためには、現地の支店があった方が確実です。

フィリピンのみならず、世界中の留学先を斡旋しているエージェントだとフィリピンに支店を持っていない可能性もあります。
オススメのフィリピン留学エージェント
オススメ① フィリピン留学センター

フィリピン留学センターは、留学前・後の数々の手厚いサポートがあり大人気のエージェントです。
スタッフ全員が海外経験1年以上ある、海外生活における先輩たちばかり!
実際に経験してきたスタッフたちだからこそのタメになるアドバイスを貰えることできます。
オススメ② SOU:DA

SOU:DAは「現地密着型エージェント」として、フィリピン留学に不安を抱えている人への相談・サポート全てを無料でしてくれるエージェントです。
主な無料のサポート内容は、英語学習相談・カウンセリング・学校選びのコンサルタント・語学学校入学手続き・現地でのサポートです。
LINEで気軽に相談できるのも有り難いポイントです。
オススメ③ フィリピン留学ドットコム

フィリピン留学ドットコムは名前の通り、フィリピン国内各地(マニラ・セブ・バコロド・イロイロ・ダバオ・クラーク・バギオ)にある語学学校を専門とした老舗エージェントです。
その豊富な選択肢から自分の目的や好みの環境に合ったベストな学校を選ぶことができるのが魅力です。
また、日本とフィリピンの両方にオフィスがある為、留学始めから終わりまでの一貫してサポートしてくれるのも嬉しいポイントです。
オススメ④ CEBU21

CEBU21は、2005年に設立されたフィリピン留学を専門としたエージェントです。
老舗エージェントならではの多くの実績は、留学に悩む人たちにとっては安心して身を任せられるポイントとなります。
フィリピン留学が人気となった2010年より以前からフィリピン留学に力を入れてきたCEBU21は、安心の留学エージェントと言えるでしょう。
オススメ⑤ スマ留

年間の利用者数がなんと5000人を超えるスマ留は、他社に比べて最大50%OFFで利用できる業界トップクラスの人気留学エージェントです。
旅行企業大手のJTBグローバルアシスタンスと連携し現地にオフィスもあります。
365日24時間体制で無料でサポートしてくれる安心感もあります。
フィリピン専用の留学エージェントではありませんが、現地の情報量やサポートは充実しています。
スマ留
番外編 留学エージェントを通さない

上記のように留学エージェントを通してフィリピン留学をすることをお勧めしましたが、もちろん留学エージェントを通さずに現地の語学学校に自分自身で直接申し込むことも可能です。
エージェントを通さずに自身でフィリピン留学をするのに必要な手続きとして以下があります。
・語学学校選び
・語学学校入会手続き
・航空券の手配(パスポートの手配等も)
・海外旅行傷害保険の加入
正直なところ、インターネットの情報を基に、行ったこともない国の情報を得ること・現地外から語学学校を探し、最適な学校を選ぶのはなかなか難しいです。
また、エージェントならではのキャンペーンや割引などもあるので、色々なエージェントを比較したり、それにより自分で全て準備できるかどうか判断した方が良いでしょう。

エージェントを通さない方が良いと考えている人のほとんどが「無駄なエージェント費を払わないといけないのでは?」と勘違いしています。
実は、ほとんどのエージェントの相談やサポートは基本的には無料なので、頼れるところは積極的に頼った方が良いと私は思います。
【経験者が語る】フィリピン留学はなぜ人気なの?その理由を解説まとめ

今回は、プレ留学地として人気のフィリピンでの留学に関して、経験者の視点でご紹介してきました。
・フィリピン留学する人の目的の大半は「2カ国留学」である。
・フィリピン留学では、安価な費用で全寮制の学校に滞在でき、マンツーマンレッスンを受けることができる。
・フィリピン留学で考慮する点は、フィリピン特有の訛りと現地での治安である。
・フィリピン留学を専門とした留学エージェントがある。
・留学エージェントを通さずに語学学校に直接申し込むことができるが、留学エージェントを通しても無料で相談やサポートを受けることができる為、留学エージェントを利用することをオススメする。